南アルプス山麓探訪

浦の風穴

CATEGORY:自然

浦の集落の奥にある諏訪神社の近くには風穴があります。

具体的な場所や写真などの資料が見つからなかったため、ちょっと探してきました。

本来風穴とは空気の循環がある洞窟のことですが、この辺りには洞窟のようなものはありません。

一応地質図で調べてみると”珪長質深成岩”という地質で、古代にマグマが冷えて固まった、花崗岩質の深成岩、とのことです。

つまり、富士の樹海にある風穴と同じ、溶岩洞窟と似たようなものがあるのかな?

諏訪神社から東の斜面を下りていきます。

浦の風穴 - 下り道

途中、昔の道の跡がありましたが、相当前に大きな岩が崩落した箇所がありました。

もしかしたらこの辺りにあった風穴が埋もれてしまったのでは?と不安になります。

浦の風穴 - 岩が崩落している

道中にある岩にはところどころ穴が開いていましたが、どれも岩がひび割れた隙間のようなもので、あまり奥行きはありませんでした。

今では道なき道のような感じになっていますが、斜面は段々畑のように整地されている箇所が多くあり、以前は家や畑や田んぼがあったのでしょう。

獣道が一杯あるので歩きやすかったです。

ところどころ整地されている斜面の一番下まで来ると、それっぽい穴が見つかりました。

浦の風穴1

穴はあちこちにありました。

これらすべてを総称して浦の風穴と言うのか、それとも他の場所に大きな穴があるのか、崩落で消えてしまったのか、正直わかりませんでした。

浦の風穴2

今回の探索では風穴の場所に確証を得られませんでしたが、何か情報を得られれば再度行ってきたいと思います。

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澤崎文仁sawasaki

1982年7月14日生まれ。狩猟、山菜・キノコ採り、釣り、キャンプなど一年を通して山遊びしています。2019年台風19号により山奥は荒れ放題になり、なかなか行きたいところに遊びに行けてません。最近はゆるいブッシュクラフトがマイブーム。