鹿嶺高原キャンプ場へ登っていく途中にある銘木です。
溝口の集落から鹿嶺高原へのちょうど中間地点あたりにあり、道路に目立つ看板があるので簡単にアクセスできます。
カラカサ松近景
樹齢およそ400年、かつては山仕事をした人々がその根本で休憩をした、癒やしスポットだったようです。
説明看板
根本に鎮座する山神の石碑
元来、山仕事ではこのように横に大きく枝を張った木々の伐採は、禁忌とされてきました。
今のように作業機械の発達していなかった時代、重心が偏っていたり広がっている木の伐採には、大きな危険を伴っていたことがその根拠となっています。民俗学的な話は「萱野高原の夫婦松」にて書籍を引用してあります。
この木の場合は何よりも、その形が休憩所としてちょうど良かったんでしょうね。
カラカサ松の木陰
広葉樹のようにはしっかりと日を遮りませんが、まさに傘のように横に張り出した枝は、心地よい木陰を生み出しています。