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ツガマツタケ:栂の木に出る松茸。栂は松脂が強いようで、通常の松茸より香りが若干強いようである(鼻の良い人にしかわからないレベルで、ちょっとヤニ臭い)。色も濃い場合が多い。
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チャナメツムタケ:別名、地ナメコ。湿っているとヌメリを帯びる。晩秋の頃大量に採れ、冷凍して保存しておき、冬に猪鍋に入れるととても美味い。近年、長谷村ではシロナメやキナメが増えてきたか。
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ハナビラタケ:梅雨時から初夏にかけて採れる。この時期、キノコ採りに入る人間が少なく、大抵は大量に独り占めできる。最近は栽培もされ栄養価が高く美味しいキノコ。
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タマゴタケ:真っ赤なので、これを知らない人に見せると見た目だけで「すごそうな毒キノコ!」と大騒ぎする。実際にはとても美味しいキノコで、根本の卵と傘の縦縞模様、柄の蛇模様で簡単に同定でき、こんなに気楽に採れるキノコはなかなかない。
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マイタケ:写真は小さな幼菌。条件を満たせば都会の公園の木にすら出るキノコであるが、山奥で天然物を見つけるとやっぱり嬉しい。嬉しすぎる。最近は栽培ものが簡単に買えるので、むしろ天然モノがあることを知らない人もいるらしい。天然モノは味も香りもまったく別物というくらい美味い。
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ハナイグチ:このキノコが多い地方では大体人気上位。夏~秋にカラマツ林に行けば一杯採れる。写真くらいのサイズが、ナメコみたいで一番美味しい。
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マツタケ:ご存知、松茸。日本人好みの香りでかなり貴重品扱いされてるが、自分らは他のキノコ採りのついでに採っている。もっと美味いキノコがいくらでもあるのです!
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クリタケ:晩秋に、広葉樹の立ち枯れた木や切り株に大量発生。まれに赤松にも発生。このキノコは集めるだけ集めて冷凍保存し、冬のお鍋用に。
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ウスヒラタケ:これはまったく期待していなかった山でたまたま見つけたもの。名前の通り薄べったく、味も香りもヒラタケには格段に負ける。
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アミタケ:赤松山で大量に採れる。味噌汁に最高!火を通すと紫色になるので、知らない人に出すと、なんじゃこりゃとなる。
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ホンシメジ:まさに味シメジの名に恥じない。美味い。しかも大きなシロを形成するので、採れる場所を覚えれば面白いほど採れる。
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シャグマアミガサタケ:フィンランドで食用にされているものの、ロケット燃料のヒドラジンなんかが毒成分で入っている超猛毒キノコ。茹でまくって毒抜きするが蒸気でも中毒するのでヤバイ。素手で触るだけでもヤバイ。2回ほど食べてみたが結構美味くてさらにヤバイ。
山で出会ったキノコたち